英EU残留「一時的」と確約必要 メイ首相、欧州連合の首脳と会談

11日、ブリュッセルのEU本部で、会談前に握手するメイ英首相(左)とユンケル欧州委員長(共同)

 【ブリュッセル共同】メイ英首相は11日夕、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部を訪れ、EUとの離脱合意案が英議会で否決不可避に陥った事態を巡り、トゥスク大統領、ユンケル欧州委員長と個別会談した。メイ氏は英メディアに対し、議会の難局打開のため、英国がEU関税同盟に事実上残ることになっても「一時的だとの確約が(EU側から)必要だ」と述べた。

 EU側は合意案の再交渉はしない構えで、同日の会談や13、14日のEU首脳会議でメイ氏が望む成果が得られるか否かは不透明。トゥスク氏は会談後「EU各国が英国を助けたいのは明らか。ただ、何ができるのかが問題だ」とツイートした。


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