米カナダ、拘束で中国に懸念伝達 トルドー首相「非常に深刻」

 【ニューヨーク共同】カナダ政府は11日、中国でのカナダ人拘束を確認し、中国側に深刻な懸念を伝えたと明らかにした。カナダ放送協会(CBC)によると、トルドー首相は拘束を「非常に深刻に受け止めている」と語った。米国務省のパラディーノ副報道官も記者会見で懸念を表明し「中国にいかなる形の恣意的な拘束もやめるよう求める」と述べた。

 ロイター通信によると、拘束されたのは元外交官マイケル・コブリグ氏。カナダ当局が米当局の要請に応じて中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者を拘束したことへの報復の可能性も指摘されている。


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