日銀のETF購入、過去最大に 18年、株下落で6兆円超え

 日銀による2018年の上場投資信託(ETF)の購入額が11日、計6兆円を超えた。日銀は大規模金融緩和策の一環として、ETFを年約6兆円買うとしているが、最近の株価の下落傾向を受けて買い入れが増え、年間の購入額の過去最大を更新した。年内はあと12営業日残っており、購入額はさらに膨らむ可能性がある。

 日銀は16年7月の追加金融緩和で、ETFの購入額を年約3兆3千億円から約6兆円に増やした。今年7月には、市場機能の低下に配慮して運営を弾力化し、買い入れ額は「上下に変動しうる」と修正。制度上は6兆円を超えて買えることになっている。


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