東証大幅反落、500円安 米中の対立激化に懸念

一時下げ幅が500円を超えた日経平均株価を示すモニター=10日午前、東京・東新橋

 週明け10日午前の東京株式市場は、米中間の貿易摩擦や通信技術を巡る覇権争いの激化に警戒感が広がり、日経平均株価(225種)は大幅反落した。下げ幅は一時500円を超え、約1カ月半ぶりの安値水準となった。

 内閣府が朝方発表した7〜9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値が、年率換算で2・5%減と、速報値の1・2%減から下方修正されたことも売り材料となった。

 午前10時現在は前週末終値比463円50銭安の2万1215円18銭。東証株価指数(TOPIX)は31・20ポイント安の1589・25で、今年の終値ベースの最安値を一時下回った。


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