2018年12月8日 10:27 | 無料公開
無人の月探査機「嫦娥4号」を搭載し、打ち上げられる「長征3号」ロケット=8日、中国四川省の西昌衛星発射センター(新華社=共同)
【北京共同】中国国営の中央テレビによると、中国は8日未明、世界初の月面裏側への着陸を目指す無人探査機「嫦娥4号」の打ち上げに成功した。鉱物資源などの観測が目的。習近平指導部は、国を挙げて宇宙開発を強化する。
四川省の西昌衛星発射センターで「長征3号」ロケットに搭載して打ち上げた。年明けに月面裏側に着陸する計画だという。地形や中性子線などの月面環境を観測するほか、地質も調査する。
「嫦娥」は中国の月に住む伝説の仙女の名。地球と月の裏側は直接交信ができないため、通信を中継するための衛星も5月に打ち上げた。