党首選でメルケル氏の後継者勝利 独与党、批判派の元党幹部破る

7日、ドイツ北部ハンブルクでのキリスト教民主同盟の党大会で、メルケル首相(右)の後任党首に選ばれ手を振るクランプカレンバウアー氏(ロイター=共同)

 【ハンブルク共同】ドイツ保守与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで党大会を開き、メルケル首相の後任党首を選ぶ党首選を行った。メルケル氏の後継者とされる女性のクランプカレンバウアー党幹事長(56)が、メルケル氏を強く批判する元党幹部の保守派メルツ氏(63)を破り新党首に選ばれた。メルケル氏の首相任期は2021年までで、新党首が次期首相になる可能性が高い。

 クランプカレンバウアー氏は党首選後「CDUが国民的政党であり続けるために、団結しなければならない」と述べた。

 メルケル氏が進めた寛容な難民政策や同性婚の容認などの是非が争点だった。


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