福島復興、駐日大使にアピール 外務省と県、輸出後押し

各国の駐日大使らに福島県の復興状況を説明する内堀雅雄知事=7日午後、東京都港区の飯倉公館

 外務省と福島県は7日、82の国・地域の駐日大使らを東京都港区の飯倉公館に招き、福島県の魅力や県産食品の安全性を紹介するイベントを開いた。内堀雅雄知事は農畜産品も魚も安全基準を満たしているとして「安心して食べていただける環境が整った」とアピールした。

 東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害を払拭し、特産品輸出や観光誘致を後押しする狙い。

 河野太郎外相は「福島は今後さらなる復興を遂げる」と売り込んだ。内堀氏は、避難区域を除いた県内の空間放射線量が世界の主要都市と変わらないレベルにあると説明した。外国人観光客が順調に増えている現状も触れた。


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