7人死亡の老人ホームに改善命令 鹿児島県「必要な人員の確保を」

 鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、11月中旬までの約1カ月間に入居者7人が相次いで死亡した問題で、県は7日、老人福祉法に基づき、運営法人「波之上会」に必要な人員の確保などを求める業務改善命令を出した。適切なサービスが提供されていなかったことを問題視し、改善計画書の提出を求めた。

 毎年7月に県に提出される重要事項説明書では、昼間は常勤の介護職員8人を含む14人を配置するとしていたが、死亡発覚後の11月16日時点では10人だった。2人としていた夜間は施設長らが1人で対応していた。県は改善命令で、外部の訪問介護などを利用するよう要請した。


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