放射性汚泥、新潟県処理へ 東電、費用負担を検討

 新潟県が保管している、東京電力福島第1原発事故後に発生した放射性セシウムを含む汚泥約6万トンについて、県が廃棄物処理業者に処分を依頼し、東電が費用負担する方向で検討を進めていることが7日、分かった。県は東電に引き取るよう求めてきたが、産業廃棄物を処理する許可がないなどとして、東電が応じていなかった。

 県によると、処理費用は少なくとも12億円に上る可能性がある。放射性物質は県の工業用水施設で川から取り込んだ水に混じっており、汚泥は今も年間5千トンのペースで増加している。


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