米酪農団体が関税下げ要求 対日貿易協議で公聴会

 【ワシントン共同】米国際貿易委員会(ITC)は6日、来年1月にも本格化する日米貿易協議について関係団体から意見を聞く公聴会を開いた。米酪農団体などは日本側の関税引き下げを求めた一方、自動車産業の労組は日本メーカーによる輸出拡大を警戒し、米国の車関税を維持するよう訴えた。

 米国乳製品輸出協会は、日本が加盟する環太平洋連携協定(TPP)の発効によって、TPPから離脱した米国の競争力が日本市場で低下することを懸念。「(競合国と比べ)既に後れを取っている」と指摘し、関税引き下げが早期に実現するよう促した。


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