将棋の羽生、100期に王手 竜王戦第5局、3勝2敗に

羽生善治竜王

 将棋の第31期竜王戦7番勝負の第5局は4、5の両日、石川県七尾市で指され、先手の羽生善治竜王(48)が139手で挑戦者の広瀬章人八段(31)を破り、対戦成績を3勝2敗とし、防衛に王手をかけた。羽生竜王が第6局で勝てば、タイトル獲得数が前人未到の通算100期となる。

 羽生竜王は昨年12月、竜王を奪取し、史上初の永世七冠を達成。自身の持つ通算タイトル獲得記録を99期に更新し、夢の大台にあと1期とした。その後の名人戦7番勝負、棋聖戦5番勝負では続けて敗れたが、防衛戦となる今期の竜王戦で初の快挙を目指す。

 第6局は12、13の両日、鹿児島県指宿市で行われる。


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