阪神の鳥谷、現状維持の4億円 背水の覚悟「大事な1年」

契約更改交渉後、記者会見する阪神の藤川球児投手=5日、兵庫県西宮市の球団事務所

 阪神の鳥谷敬内野手が5日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸4億円で更改した。今季は歴代2位の連続試合出場が1939で途切れ、プロ15年でワーストの打率2割3分2厘。「グラウンドに立てないというのは苦しい。悔しいシーズンだった」と思い返した。

 37歳の生え抜きは5年契約最終年の来季、遊撃の定位置奪還に挑む。「来年が終わって、そのまま野球を続けられるのか、大事な1年になる」と背水の覚悟を示した。

 53試合に投げた藤川球児投手は1千万円減の1億4千万円。「自分にかちたいという思いでクローザーを目指したい」と意気込んだ。(金額は推定)


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