自殺者遺族、新潟県の対応を批判 「中立な調査をせず」

「新潟テクノスクール」の元生徒の男性会社員が自殺した問題で、記者会見する遺族=5日午後、新潟県庁

 新潟県立職業能力開発校「新潟テクノスクール」(新潟市)の元生徒の男性会社員=当時(25)=が2017年、在学中に担任から暴行や暴言を受けたとの遺書を書いて自殺した問題で、母親ら遺族が5日、県庁で会見し、「中立な調査をしないで、重大な問題を終わらせようとしている」と県の対応を批判した。

 遺族は、同級生に聞いた結果、担任から「学校を辞めろ」と言われたり、人前で叱責されたりしていたことが分かったと説明。第三者による調査を申し入れた県の対応次第では損害賠償請求訴訟も検討するとした。

 姉は「就職への影響を考え、1人で耐えていたと思う」と話した。


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