泊原発、非常用発電機でトラブル 規制委が調査へ

 原子力規制委員会は5日、停止中の北海道電力泊原発(泊村)の3号機で、非常用ディーゼル発電機1台が試運転の際に起動しないトラブルがあったとして、詳しい調査をする方針を決めた。

 規制委によると、2台ある非常用発電機のうち1台が、11月9日の試運転時に起動しなかった。北海道電の原因調査では、制御盤内の端子1本が接続不良の状態で、締め付けビスが緩んでいた。

 泊原発では2007年と09年にも非常用発電機のトラブルがあったことから、規制委の更田豊志委員長は「非常用発電機は緊急時の最初のとりで。故障率がそんなに高いはずがなく、異常ではないか」と指摘した。


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