2018年12月5日 13:53 | 無料公開
4日、英下院で発言するメイ首相(AP=共同)
【ロンドン共同】英下院で4日、欧州連合(EU)との離脱合意案を巡る集中審議が始まり、メイ首相は「(国民投票での)国民の決断を尊重した離脱を実現しなければならない」と主張、支持を呼び掛けた。ただ与党内でも合意案への反発は強く、合意案の承認に必要な過半数を得られるめどは立たない。メイ政権が短期間で反対派を説得できるかどうかが焦点だ。
メイ氏は、合意案が「EUと良い関係を保つだけでなく、英国がより多くの国と通商協定を結ぶことを可能にする案だ」と述べ「この合意案か、合意なしでの離脱か、離脱なしだ」と強調した。
審議は計5日間実施、最終日の11日に採決を行う予定。