ロシアの処分解除せず ドーピング問題で国際陸連

 【モナコ共同】国際陸上競技連盟は4日、モナコで理事会を開き、国ぐるみのドーピング問題で2015年11月から資格停止としているロシア陸連の処分解除を見送った。記者会見で調査チームの責任者、アンデシェン氏は検査データを提供すること、この問題に要した費用をロシア側が負担することの2点を条件として挙げた。

 ロシアは16年リオデジャネイロ五輪、17年世界選手権でチームとしての参加が認められず、潔白の証明などの条件を満たした選手は個人資格で出場した。

 世界反ドーピング機関(WADA)は今年9月、ロシア反ドーピング機関に対し、条件付きながら資格回復を認定した。


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