東証大幅反落、終値538円安 米中貿易協議に不透明感

終値が前日比500円を超えて反落した日経平均株価を示すボード=4日午後、東京都中央区

 4日の東京株式市場は、貿易摩擦を巡る米中協議への不透明感が広がって利益確定の売りが強まり、日経平均株価(225種)は大幅反落した。終値は前日比538円71銭安の2万2036円05銭で、10月25日以来、約1カ月ぶりに下げ幅が500円を超えた。

 東証株価指数(TOPIX)は39・85ポイント安の1649・20。出来高は約15億5100万株。

 秋冬物の不振が懸念されるカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング株が下落。米長期金利の低下から資金運用の悪化が懸念される銀行、保険株も売られた。


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