日本、月周回の新基地に参加へ 政府委、輸送技術で貢献も

米国が計画する月周回の新宇宙ステーションのイメージ(NASA提供)

 有識者でつくる政府の宇宙政策委員会は3日、米国が2020年代半ばの完成を目指す月周回の新宇宙ステーション計画に参加する方針を盛り込んだ宇宙基本計画の工程表改定案を了承した。年内にも、閣僚で構成する宇宙開発戦略本部で正式決定する。

 日本は現在、地球を周回する国際宇宙ステーションに無人補給機「こうのとり」で物資を送っており、新ステーションには、さらに長距離の輸送技術を開発して貢献することなどを検討。米国は建設や運用を国際協力で行う方針で、日本は参加が見込まれる各国と技術や費用の分担について調整に入る。


  • LINEで送る