障害者試験の受け付け開始 雇用率向上狙い14日まで

 中央省庁の障害者雇用水増し問題を踏まえ、人事院は3日、障害者を対象とした国家公務員試験の受け付けを始めた。郵送限定で今月14日まで。民間に比べ低調な雇用率の向上に向け、29の省庁などが計676人の採用を見込む。試験日は来年2月3日で、省庁の面接を経て3月22日に最終合格者が決まる。

 受験希望者は申込書と調査票を送る必要があり、人事院のホームページからダウンロードできる。申込書には希望する勤務地、障害の種類などを記載。調査票は試験会場で必要な配慮を人事院側が把握するのが目的で、点字試験や、弱視による解答時間の延長といった希望を伝える。


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