日ロ、両外相を交渉責任者に 初会合は首相の1月ロシア訪問前

会談前にロシアのプーチン大統領(右)と握手する安倍首相=1日、ブエノスアイレス(共同)

 【ブエノスアイレス共同】安倍晋三首相は1日午後(日本時間2日未明)、アルゼンチンのブエノスアイレスでロシアのプーチン大統領と会談した。北方領土問題を含む平和条約締結に向けた協議のため、河野太郎、ラブロフ両外相を交渉責任者とすることで合意した。初会合となる外相会談を、首相が来年1月に訪ロする前に実施する方向で調整すると申し合わせた。

 首相は会談で「平和条約の問題を中心に(交渉加速に合意した)シンガポールでの議論の結果を踏まえながら、しっかりと議論したい」と強調した。北方領土での共同経済活動について「実現に向け、引き続き協力を進めていきたい」と語った。


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