メキシコ、新大統領が就任 汚職撲滅や経済改革強調

就任式で宣誓後、手を振るメキシコのロペスオブラドール新大統領=1日、メキシコ市(ゲッティ=共同)

 【メキシコ市共同】メキシコで1日、大統領就任式があり、新興左派政党、国家再生運動(MORENA)のロペスオブラドール氏(65)が宣誓就任した。6年ぶりの政権交代で、米国の隣国で初の新興左派政権が誕生した。任期は6年。

 同氏は演説で「汚職と(不正を行った政治家らが)処罰されない状態を終わらせる。新自由主義的な経済政策が腐敗を助長させてきた」と訴え、汚職撲滅や経済改革に力を入れる姿勢を示した。

 同氏は3度目の挑戦となった7月の大統領選で、ポピュリズム的な公約を掲げ、クリーンなイメージを強調。既成政党の汚職体質にうんざりした国民の圧倒的支持を受けて当選した。


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