ユネスコ委が閉幕 ナマハゲ、無形遺産に登録

 インド洋の島国モーリシャスで開かれていた国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は1日、「男鹿のナマハゲ」(秋田)など8県の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」を含む31件を無形文化遺産リストに登録し、閉幕した。来年はコロンビアで開催される。

 来訪神は、仮面などで「神」に扮した人が家々を回り、幸福をもたらすとされる行事。政府間委員会は「地域文化の多様性を示す」などと評価し、11月29日に登録を決議した。既に単独で登録されていた「甑島のトシドン」(鹿児島)の「拡張登録」となるため、日本の無形文化遺産の総数は21件のまま変わらない。


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