独、首相後継と批判派一騎打ち 与党党首選、世論調査

クランプカレンバウアー氏(ロイター=共同)、メルツ氏(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ公共放送ARDは11月30日、12月7日の保守与党キリスト教民主同盟(CDU)党首選の世論調査結果を報じた。現党首であるメルケル首相の後継者と評される女性のクランプカレンバウアー党幹事長(56)が支持率48%でリード。メルケル氏を批判する保守派の元党幹部メルツ氏(63)が35%で続き、事実上の一騎打ちの情勢だ。

 新党首はドイツの次期首相になる可能性が高い。党首選にはCDUの代表者1001人が投票する。メルケル氏は任期満了まで首相にとどまると表明しており、新党首は同氏と政治権力を二分することになる。世論調査にはCDU支持者が回答した。


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