来訪神の地元、決意新た 「保存、継承の励みに」

ユネスコの無形文化遺産登録が決まり、記者会見で写真に納まる「能登のアマメハギ」(前列)、「米川の水かぶり」(後列右端)と「男鹿のナマハゲ」=30日午後、東京都千代田区

 「男鹿のナマハゲ」(秋田)など8県の10の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」の無形文化遺産登録が決まったことを受け、地元の自治体や保存会の関係者が30日、東京都内で記者会見した。会場にはナマハゲも登場。出席者は「保存や継承の励みになる」と語り、連携して行事を受け継ぐ決意を新たにした。

 秋田県男鹿市の菅原広二市長は「それぞれ人口減少など多くの問題を抱えながら、素晴らしい行事を持っている。日本の文化を後世に残したい」と強調。「遊佐の小正月行事」の地元、山形県遊佐町の時田博機町長は「全国の皆さんと力を合わせたい」と述べた。


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