チベット、後継議論「一歩一歩」 亡命政府のセンゲ首相

インタビューに応じるチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相=インド・ダラムサラ(共同)

 【ダラムサラ共同】インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相は30日までに、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(83)の体調は大変良く、後継者選出に関する議論は「ダライ・ラマの判断にかかっている。現時点では一歩一歩進めていかなければならない」と述べ、急がない考えを示した。共同通信との単独会見に応じた。

 センゲ氏は1月、ダライ・ラマ死去後に生まれ変わりを探す現行の「輪廻転生」制度とは異なる選択肢も含め、同仏教の高僧会議で議論する計画があることを明らかにしていた。


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