2018年11月29日 19:34 | 無料公開
韓国外務省を出る長嶺安政駐韓国大使(左)=29日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国外務省報道官は29日の定例記者会見で、三菱重工業に元徴用工らへの賠償支払いを命じた韓国最高裁の判決に日本政府が強く反発したことに、「日本政府が継続的に韓国の司法の判決に過度に反応していることは非常に遺憾で、自制を求める」と述べた。
報道官は、三権分立の原則に従い司法の判断を当然尊重しなければならないと指摘。韓国外務省当局者は、日本政府が「問題の根源」に目を向けていないと批判した。日本の植民地支配を念頭に置いた発言とみられる。
日本政府は29日、判決に抗議し「対抗措置」(河野太郎外相)をちらつかせて対応を迫った。