早産関与物質、マウス実験で発見 治療法の開発期待

研究結果を発表する和歌山県立医大の石田裕子講師(右)ら=29日午後、和歌山市

 免疫細胞を炎症部位へ誘導する働きがあるタンパク質「ケモカイン」の一種が、早産に関与していることがマウスを使った実験で分かったと、和歌山県立医大の石田裕子講師らのチームが29日、発表した。

 チームによると、早産による未熟児は死亡したり、呼吸障害や網膜症などの合併症が起きたりするリスクがある。このケモカインの働きを抑えられれば、早産を減らす新たな治療法の開発につながる可能性があるという。


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