2018年11月29日 16:52 | 無料公開
三井生命保険は29日、来年4月1日に「大樹生命保険」に社名変更すると発表した。日本生命保険の子会社となり、「三井」を名乗ることができなくなったため。1927年から約90年使い続けてきた三井の冠は外れることになる。
「大樹」は約50年前から扱ってきた主力の保険商品ブランド。顧客や職員に浸透した名前を活用して再出発する。
三井生命は2015年、経営が悪化し、日生傘下に入った。現在は株式の約8割を日生が、残りは三井住友銀行など三井グループの関連企業が保有している。
株主構成が変わり、資本関係が薄れたことで、社名の見直しを迫られていた。