浜岡原発1、2号機廃炉作業公開 中部電力

中部電力浜岡原発1号機で、解体作業が進む円筒状の発電機=28日午後、静岡県御前崎市

 中部電力は28日、2009年に運転を終えた浜岡原発1、2号機(静岡県御前崎市)の廃炉作業を報道陣に公開した。作業は現在、全4段階のうち2段階目で、放射線管理区域内で発電機の解体や撤去などを進めている。廃炉は36年度に完了する予定としている。

 この日はタービン建屋内で、円筒状の発電機を巨大なカッターを使って約1メートル四方に切断する作業や、1、2号機の間にある共用排気筒を公開した。

 中部電浜岡地域事務所の小高敏浩専門部長は「計画通り進捗している。今後も安全第一で着実に進めたい」と話した。

 浜岡原発3、4号機は再稼働のため原子力規制委員会の審査を受けている。


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