2018年11月27日 21:53 | 無料公開
フランス・パリのエリゼ宮(大統領府)で演説するマクロン大統領=27日(ロイター=共同)
【パリ共同】フランスのマクロン大統領は27日、現在70%以上あるフランスの原発依存率を2035年までに50%に引き下げる方針を明らかにした。オランド前政権が決めた25年までの削減目標から10年後退させた。
マクロン氏は、稼働中の58基のうち14基を35年までに閉鎖する考えを示す一方で「原発を全面放棄するわけではない」と述べた。4〜6基は30年までに閉鎖する。1期目の任期が終わる22年までには東部フェッセンハイム原発のみの閉鎖にとどめる。
欧州では、ドイツが22年までに全ての原発の閉鎖を決定している。