2018年11月27日 13:36 | 無料公開
日本に向かうため北京国際空港に到着した北朝鮮の金日国体育相(手前)=27日(共同)
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、北朝鮮オリンピック委員会委員長を務める金日国体育相について、東京で28、29両日に開かれる五輪関連会合に出席するための入国を許可したと明らかにした。政府は独自制裁の一環として、北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止しており、閣僚級の高官が認められるのは異例だ。
菅氏は入国を許可した理由について「国際スポーツ界においては国籍による差別は禁止という共通の考え方が浸透している」と説明。「こうした点を勘案し、例外的な特別な事情として認めることとした」と述べた。
会合は各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会。