性暴力被害者へ支援訴え EUで平和賞決定の2人

26日、EU本部で記者会見するノーベル平和賞受賞決定者のナディア・ムラド氏=ブリュッセル(共同)

 【ブリュッセル共同】紛争下の性暴力と闘う活動を続け、今年のノーベル平和賞受賞が決まったコンゴ(旧ザイール)の医師デニ・ムクウェゲ氏(63)とイラク人女性ナディア・ムラド氏(25)が26日、ブリュッセルの欧州連合(EU)本部を訪れ、世界からの性暴力一掃と被害者に対する支援を改めて訴えた。

 ムクウェゲ氏は「性暴力被害者にとって(外傷の)治療だけでは意味がない」と指摘。被害女性らを保護し、精神的・法的・社会的に支えることが大切だと強調した。


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