新型望遠鏡で重力波観測へ 来春、カナリア諸島で

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原始重力波の観測を目指すグランドバード望遠鏡=26日午後、茨城県つくば市

 宇宙誕生直後に発生した原始重力波の観測を目指す新型の「グランドバード望遠鏡」を、開発した高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)が26日、報道陣に公開した。国際プロジェクトとして、早ければ来年4月からスペイン領カナリア諸島で観測を始める。

 原始重力波は138億年前に宇宙が誕生し、急膨張した際に生じた空間のゆがみ。ゆがみは宇宙全体に広がり、星々の間を満たす微弱な光の中に痕跡が残っていると考えられている。観測できれば理論を裏付けることになり、ノーベル賞級の成果につながる。

 望遠鏡は高さ約3メートル、重さ約1トン。360度回転する構造になっている。