2018年11月26日 19:01 | 無料公開
報告書を手に記者会見する国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」のケネス・ロス代表=1日、ソウル(聯合=共同)
【北京共同】北朝鮮で当局者による女性への性暴力が日常化しているとの国際人権団体による報告書や、国連の北朝鮮人権非難決議案を巡り、北朝鮮が米国による敵視政策の一環だとして反発している。米国が核問題に加え、人権問題で圧力を強めることをけん制する狙いがありそうだ。
報告書は「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」が北朝鮮脱出住民の女性54人からの聞き取り調査に基づき、10月末に発表した。中国に脱出しようとして捕まったり連れ戻されたりした女性らが収容所の看守らから性的暴行を受ける実態や、市場などで行商を営む女性らが警官らから性的関係を強要されていると告発する内容だ。