台北市長選、現職が勝利 僅差、野党候補は無効主張

 【台北共同】台湾で24日行われた統一地方選で、中央選挙委員会は25日未明、開票作業が残っていた台北市長選で現職の柯文哲市長(59)が野党、国民党の丁守中候補(64)に得票率0・23ポイント差で勝利したと発表した。丁氏は「プロセスに多くの違法行為があった」として無効を訴えた。選挙結果を巡ってしばらく混乱しそうだ。

 中央選挙委によると、柯氏は58万820票、丁氏は57万7566票を獲得、差は3254票だった。丁氏は長引いた投票が終わらないうちに開票に着手するなど問題が多かったと強調。丁陣営は同日中に無効を求める訴訟を起こすと宣言した。


  • LINEで送る