シャンゼリゼで大規模衝突 車両炎上、催涙ガスで緊迫

24日、パリのシャンゼリゼ大通りで、黄色いベストを着用し、信号機によじ登るデモ参加者(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスで続いている課税引き上げなどに抗議するデモが24日、同国各地であり、パリのシャンゼリゼ大通りではシンボルの「黄色いベスト」を着けたデモ隊ら数千人と治安部隊が異例の大規模衝突を展開した。デモ隊は車道の敷石をはがして投石、治安部隊は催涙ガス弾を使用し大統領府の方角へ進もうとするデモ隊を押し戻した。

 バリケードが築かれた大通りでは横倒しされた車両が炎と黒煙を上げ爆発。「マクロンうせろ」と大統領を批判するプラカードなどを掲げるデモ隊と治安部隊は数時間にわたり衝突を繰り返し、催涙弾の発射音やサイレンが鳴り響き、緊迫した状況が続いた。


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