日ロ、領土交渉進展へ意思疎通 ローマで外相会談

会談する河野外相(右端)とロシアのラブロフ外相(左端)=23日、ローマ(共同)

 【ローマ共同】河野太郎外相は訪問先のローマで23日、ロシアのラブロフ外相と会談した。来年1月下旬に見込まれる安倍晋三首相訪ロの際の首脳対話で北方領土交渉が進展するよう意思疎通を図った。

 領土交渉を巡り首相は11月14日、ロシアのプーチン大統領と会談し、北方四島のうち色丹島と歯舞群島を引き渡すとした1956年の日ソ共同宣言を基礎に加速する方針で一致。河野氏はこの結果を踏まえ、ラブロフ氏に早期解決への協力を要請したとみられる。

 11月末からのアルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて開催する日ロ首脳会談の進め方についても意見交換したもようだ。


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