2018年11月23日 11:05 | 無料公開
平城宮跡歴史公園で開かれた「木曳祭」で、綱を引く小学生ら=23日午前、奈良市
平城宮跡歴史公園(奈良市)で23日、第一次大極殿院南門の復元で使われる樹齢約200年の奈良県産ヒノキを引く「木曳祭」が開かれ、地元の小学生らが力を込めて綱を引いた。
午前10時ごろ、平城宮跡朱雀門から南に約200メートル離れた地点からスタート。法被姿の地元小学生ら約120人が掛け声とともに、直径約65センチ、長さ約5メートルのヒノキを朱雀門まで引いた。
国土交通省は世界遺産・平城宮跡で、第一次大極殿院の復元整備を進めている。南門は大極殿院の正門で幅22メートル、奥行き9メートル、高さ20メートル。本格的な工事は来年度からで、2022年に工事完了を目指す。