日航が麻薬撲滅のコーヒー提供 バンコク線で来月から

ドイトゥン・コーヒーを手にする日本航空の客室乗務員=22日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】日本航空は22日、タイの首都バンコクで記者会見し、タイ北部のかつての麻薬生産地「黄金の三角地帯」で麻薬撲滅の一環として栽培されたコーヒー豆を使った「ドイトゥン・コーヒー」を、日本とバンコクを結ぶ便の機内で提供すると明らかにした。来月1日から始める。

 タイ北部の山あいは少数民族が貧困からアヘンの原料となるケシ栽培に手を染め、世界有数の麻薬の生産地となっていた。約30年前にタイ王室の主導する財団が、ケシ畑をコーヒー農園にするプロジェクトを開始。土地の名前を冠した「ドイトゥン・コーヒー」は日本にも輸出されている。


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