熊本城、大銀杏の紅葉見頃 工事で立ち入り禁止続く

復旧工事が続く熊本城の天守閣前広場で紅葉の見頃を迎えた大銀杏=22日、熊本市

 熊本地震で被災した熊本城(熊本市)の天守閣前広場で「大銀杏」が紅葉の見頃を迎えた。復旧工事のため、城内は同広場を含め大部分で立ち入り禁止が続く。市民に親しまれた大銀杏が色づく様子を伝えようと、市が22日、報道陣に公開した。

 市によると、大銀杏は高さ約21メートル。熊本城を築いた加藤清正が植えたと伝えられる。22日は曇り空から時折太陽の光が差し込む中、天守閣を背に黄色い葉が風に揺れていた。

 熊本城は来年10月、天守閣前広場を含めた一部の区域で一般公開を始める。熊本城総合事務所の野本達雄副所長は「来年は天守閣と大銀杏の姿を一緒に楽しんでもらいたい」と話した。


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