三内丸山遺跡に新施設完成、青森 国宝の展示室などオープン

青森市の三内丸山遺跡

 国内最大級の縄文集落跡で特別史跡の三内丸山遺跡(青森市)に隣接する展示施設「縄文時遊館」で新たな展示収蔵施設が完成し、22日オープンした。管理の難しい国宝や重要文化財を見物できるよう空調設備を整えた企画展示室では、1992〜94年の遺跡発掘の様子をパネルや映像を見て追体験できる。

 三内丸山遺跡は北海道、青森、岩手、秋田4道県が2021年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する。

 施設は時遊館の南側に増設した。地下では高さ約6m、幅約18mの壁に、遺跡から出土した5120個の土器片を貼り付け、迫力のあるスペースとなっている。


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