10月百貨店売上高4カ月ぶり増 物産展活況で食料品伸びる

 日本百貨店協会が21日発表した10月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比1・6%増となり、4カ月ぶりに前年水準を上回った。物産展などの催事が活況で食料品の売上高を押し上げた。前年同月の売上高が台風の影響で落ち込んでいた反動もあった。全店ベースの売上高は約4717億円だった。

 既存店売上高を商品別にみると、食料品が2・5%増となり1年5カ月ぶりのプラスだった。北海道物産展が地震からの復興支援という面で注目され、集客が好調だった。一方、衣料品は紳士服や子供服が不振で、1・0%減だった。


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