鹿児島の老人施設6人死亡 介護職員は全員退職

入居者6人が相次いで死亡していたことが分かった住宅型有料老人ホーム「風の舞」=21日午後、鹿児島県鹿屋市

 鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、10月から11月半ばにかけて入居者6人が相次いで死亡していたことが21日、分かった。8〜9月に介護職員8人全員が退職し、夜間は施設長がほぼ1人で対応していたという。県は施設の運営に問題がなかったかどうか、老人福祉法に基づき立ち入り検査した。施設側は県に対し、6人はいずれも病状が重く、病死だったと説明した。

 県によると、今月上旬に外部から「施設内で死亡者が出た」との内容の情報提供があった。情報を受けて9日に施設の聞き取り調査を、16日に立ち入り検査をそれぞれ実施した。


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