拉致被害者家族訴え、鳥取・米子 「妹と語り合える日を」

「拉致問題の早期解決を願う国民のつどい」に出席した松本孟さん=20日午後、鳥取県米子市

 北朝鮮による拉致被害者の松本京子さん=失踪当時(29)=の地元、鳥取県米子市で20日、「拉致問題の早期解決を願う国民のつどい」が国や県などの共催で開かれた。兄孟さん(71)は「妹と語り合える日を願っている。皆さんの力を貸して」と訴えた。

 拉致された疑いが否定できない鳥取県出身の特定失踪者上田英司さん=失踪当時(20)=の兄淳則(71)さんも出席。「弟の帰りを夢見ながら、今春亡くなった母の思いを継ぎたい。解決への協力が必要」と呼び掛けた。

 集会は今年で9回目。約300人が参加した。


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