法務委員長解任案否決へ 衆院本会議、入管法巡り

葉梨康弘氏

 衆院は20日の本会議で、外国人労働者受け入れを拡大する入管難民法などの改正案を巡って立憲民主党が提出した葉梨康弘法務委員長(自民党)の解任決議案を与党などの反対多数で否決した。政府、与党は21日の法務委員会で改正案を審議入りさせ、月内の衆院通過を目指す。

 野党は、失踪した外国人技能実習生を対象にした法務省の調査結果に誤りがあった問題への批判を強めている。20日、与党に対し、法務委と厚生労働委などの連合審査を開催するよう求めた。

 法務委では、法務省の誤りが発覚したものの、予定通り16日に改正案の審議を始めようとした葉梨氏に野党が反発した。


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