国交相、飲酒不祥事で立ち入りも 日航と全日空に

記者会見する石井国交相=20日午前、東京都千代田区

 パイロットの飲酒不祥事を巡り、石井啓一国土交通相は20日の閣議後記者会見で、日航と全日空に対し「立ち入り検査などにより事実関係の確認を進め、行政処分を講じるなど厳正に対処する」と述べた。

 日航や全日空のグループ会社ではパイロットの乗務前の飲酒による不祥事が発覚。国土交通省は、日航と全日空に再発防止策をまとめるよう指示し、両社は16日に報告書を提出した。同省はパイロットの飲酒を巡り、有識者検討会でルールづくりを進める方針で、20日午後に初会合を開く。

 会見で、石井氏は飲酒不祥事について「日本の空の安全に対する信頼を揺るがしかねない」と指摘した。


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