ユーロ圏財務相、共通予算を協議 技術革新促進、議長は「歓迎」

 【フランクフルト共同】ユーロ圏の財務相が19日、ブリュッセルで会合を開き、域内企業の技術革新などを促すための使途を限定した共通予算の構想について話し合った。センテーノ議長(ポルトガル財務相)は会合後の記者会見で、ドイツとフランスによる共通予算創設の提案を「歓迎する」と表明。規模は協議していないと説明した。

 ドイツとフランスの提案によると、共通予算はユーロ圏の競争力強化や安定を図るのが目的だ。成長を促すための投資や調査、技術革新に支出。欧州連合(EU)予算の一部として設けるとしている。財政規律の順守などが予算活用の条件という。


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