IOC、台湾の住民投票に警告 「中華台北」の呼称変更要求で

東京五輪での台湾代表の名称変更を住民投票で問うため署名を集めたグループ=9月、台北(共同)

 【台北共同】国際オリンピック委員会(IOC)は19日までに、東京五輪で台湾代表が「中華台北」ではなく「台湾」の名で出場することに賛同を求める24日実施の住民投票について、五輪憲章違反の疑いがあるとする3度目の警告文を台湾当局に送った。賛成多数になれば、五輪参加資格が停止される可能性が高まった。

 台湾メディアによると、警告文は「中華台北」の呼称は1981年の協議で確定しており変更は不可能と強調。各国・地域のオリンピック委員会(NOC)の活動を阻害する場合、NOC資格の取り消しや停止ができるとする五輪憲章の規定に、住民投票が抵触する可能性があるとしている。


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