連立政権の継続へ協力呼び掛け ガザ停戦巡りネタニヤフ氏

18日、イスラエル・テルアビブで記者会見するネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの事実上の停戦に応じた決断を巡り、連立政権崩壊の危機に直面しているイスラエルのネタニヤフ首相は18日、「(ガザ情勢などで)治安状況が複雑になっているこの時期に、政権を壊して選挙に向かうべきではない」と訴え、連立を組む他党党首に政権継続への協力を呼び掛けた。

 ハマスとの停戦を巡っては、強硬な対応を求める世論を背景に、連立政権内で反発が拡大。停戦を「テロへの降伏」と非難したリーベルマン前国防相が辞任したほか、他党党首からも来年11月に予定される総選挙の前倒し実施を求める声が強まっている。


  • LINEで送る