九州北部豪雨の教訓伝える 福岡・東峰村に「伝承館」開館へ

「東峰村災害伝承館」について紹介する九州大の三谷泰浩教授=18日、福岡県東峰村

 昨年7月に起きた九州北部の豪雨で大きな被害が出た福岡県東峰村で、被災や復興の記録を通じて教訓を伝える「東峰村災害伝承館」が24日にオープンする。整備に携わる九州大の三谷泰浩教授(地盤工学)は「風化を防ぎ、住民の防災意識向上に役立てていきたい」としている。

 伝承館は、九州大の復興支援団(団長・三谷教授)が、村の林業総合センターに整備した。九州豪雨のデータや特徴をパネルで展示。航空写真を用いた地図のポイントに専用の棒を合わせると、その場所の被災直後などの写真や映像をモニターで確認できるシステムも導入した。

 25日以降の見学は当分、事前予約制にする方針。


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